はじめまして。
BL小説を書いております、やぴと申します。
こちらは男同士の恋愛小説となっております。
ストーリーの関係上、性描写があります。
ご理解いただける方のみ、自己責任において閲覧ください。
実際は小説と呼べるほどのものでもなく、趣味で書いていますので、稚拙な文章ではありますが楽しく読んで頂けると幸いです。
コメントなど気軽に頂けると嬉しいです。
誹謗中傷などの心無いコメントは当方で削除させていただきます。ご了承下さい。
Sの可愛い子犬 3 [Sの可愛い子犬]
「ステファン様、もうお許しください」
そんなことを言ったって無駄だってわかっている。彼は僕のあの瞬間を見るまではやめたりしない。ソファに押し付けられ、男の部分を辱められてもジョンは逆らったりできない。
「ステフと呼べと言っただろっ!何度言えばわかる」
強い言葉と同じように、ステフの手の中でジョンのものが強く握られる。ジョンは苦しげにあえぎ、許しを求める。
「あぁっ……でも……もう――」
「我慢しろ。もう少しお前のその顔を見ていたい」
鼻先が触れてしまいそうなほどの間近で凝視され、ジョンは恍惚せずにはいられない。おかしいのはわかっている。こんなことをされて、嫌だと思うのに、体が熱くなりどうしようもなくなる。
「では……触るのをやめてください、あうっ」
「お前はいつから命令できる立場になった?」
ジョンはその言葉に何も言えず、いま訪れている射精感を押さえるのに必死になった。
ステフはそんなジョンの悶える顔を楽しそうに見ている。
ステフことステファンは現在の屋敷の主、アストンの息子でジョンと同じ十六歳だ。
ジョンの中で何かが壊れたあの日、初めて屋敷内へ入ることを許された。かつて自分がいたその場所は、壁紙も何もかも取り換えられ、まるで知らない場所だった。下品なほどごてごてと飾り付けられ、コッパー子爵所有の調度品はすべて処分されていた。
戸惑うジョンに与えられたのは、以前と同じような身なりに清潔な寝床だった。
その代り、アストンの息子、ステファンの相手をしなければならなかった。
イギリスに戻って日が浅く、友達のいないステフの遊び相手という事だ。どうやらステフが父アストンに頼んだらしい。アストンはとにかく息子に甘い。欲しいものは何でも買い与え、金で手に入らないものでも、やはり金の力でどうにかするほどだ。だからジョンを息子の遊び相手にすることなど造作もない。気に入らなくとも、大切な息子の頼みだ、聞かないわけにいかない。
しかし、ステフがジョンを粗雑に扱っているのを見て、アストンは満足していた。
あくまで遊び相手だ。友達ではない。それにステフは面白い玩具を手に入れたとしか思っていなかった。
「ステフ様……でます……あっ……あぁ――」
ジョンは我慢の限界を超え、ステフの手の中や自分の腹に白濁液を飛ばした。
ハァハァと息を切らせ、椅子に項垂れているジョンを見て、ステフは楽しそうに笑っている。
「ジョン、自分で綺麗にするんだ」
ステフはそう言って、白濁の絡まった手をジョン口元に持っていった。
ジョンはそれをペロペロと舐めて綺麗した。
「ふっ、犬みたいだな。じゃあ、次は俺のを舐めろ」
ステフはズボンを少しだけずり下げ、そこだけを露にする。
ジョンはその傍らに跪き、ステフのものを口に含んだ。
最初から大きかったそれはジョンの口の中でどんどん形を変えていき、喉奥まで到達するほどに膨らんだ。
ステフがジョンの頭を抱え腰を振る。
「うぐっ……んっ……んん」
ジョンは喉奥に硬い棒を突き立てられ、胃の中から何かが上がってくるような感覚に襲われた。涙を滲ませ、ステフが早く自分の口の中に出すのをひたすらに待った。
「ジョン、こっち見ろ――ああ、いい顔だ――もうイキそうだ」
ステフはジョンの苦しそうな顔を見て一層興奮する。見下ろす緑色の瞳は悪魔というより天使のようにきらきらと輝いていた。アストンとは似ても似つかない容姿は母親に似たのだろうか。
「んんっ……――はぁ、はぁ、全部飲むんだ。こぼしたら承知しないからな」
ステフの相手をするようになってから三ヶ月、ひと月も経たないうちに今の関係は築かれた。
ジョンはなぜか抑圧されていても安堵していた。
つづく
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そんなことを言ったって無駄だってわかっている。彼は僕のあの瞬間を見るまではやめたりしない。ソファに押し付けられ、男の部分を辱められてもジョンは逆らったりできない。
「ステフと呼べと言っただろっ!何度言えばわかる」
強い言葉と同じように、ステフの手の中でジョンのものが強く握られる。ジョンは苦しげにあえぎ、許しを求める。
「あぁっ……でも……もう――」
「我慢しろ。もう少しお前のその顔を見ていたい」
鼻先が触れてしまいそうなほどの間近で凝視され、ジョンは恍惚せずにはいられない。おかしいのはわかっている。こんなことをされて、嫌だと思うのに、体が熱くなりどうしようもなくなる。
「では……触るのをやめてください、あうっ」
「お前はいつから命令できる立場になった?」
ジョンはその言葉に何も言えず、いま訪れている射精感を押さえるのに必死になった。
ステフはそんなジョンの悶える顔を楽しそうに見ている。
ステフことステファンは現在の屋敷の主、アストンの息子でジョンと同じ十六歳だ。
ジョンの中で何かが壊れたあの日、初めて屋敷内へ入ることを許された。かつて自分がいたその場所は、壁紙も何もかも取り換えられ、まるで知らない場所だった。下品なほどごてごてと飾り付けられ、コッパー子爵所有の調度品はすべて処分されていた。
戸惑うジョンに与えられたのは、以前と同じような身なりに清潔な寝床だった。
その代り、アストンの息子、ステファンの相手をしなければならなかった。
イギリスに戻って日が浅く、友達のいないステフの遊び相手という事だ。どうやらステフが父アストンに頼んだらしい。アストンはとにかく息子に甘い。欲しいものは何でも買い与え、金で手に入らないものでも、やはり金の力でどうにかするほどだ。だからジョンを息子の遊び相手にすることなど造作もない。気に入らなくとも、大切な息子の頼みだ、聞かないわけにいかない。
しかし、ステフがジョンを粗雑に扱っているのを見て、アストンは満足していた。
あくまで遊び相手だ。友達ではない。それにステフは面白い玩具を手に入れたとしか思っていなかった。
「ステフ様……でます……あっ……あぁ――」
ジョンは我慢の限界を超え、ステフの手の中や自分の腹に白濁液を飛ばした。
ハァハァと息を切らせ、椅子に項垂れているジョンを見て、ステフは楽しそうに笑っている。
「ジョン、自分で綺麗にするんだ」
ステフはそう言って、白濁の絡まった手をジョン口元に持っていった。
ジョンはそれをペロペロと舐めて綺麗した。
「ふっ、犬みたいだな。じゃあ、次は俺のを舐めろ」
ステフはズボンを少しだけずり下げ、そこだけを露にする。
ジョンはその傍らに跪き、ステフのものを口に含んだ。
最初から大きかったそれはジョンの口の中でどんどん形を変えていき、喉奥まで到達するほどに膨らんだ。
ステフがジョンの頭を抱え腰を振る。
「うぐっ……んっ……んん」
ジョンは喉奥に硬い棒を突き立てられ、胃の中から何かが上がってくるような感覚に襲われた。涙を滲ませ、ステフが早く自分の口の中に出すのをひたすらに待った。
「ジョン、こっち見ろ――ああ、いい顔だ――もうイキそうだ」
ステフはジョンの苦しそうな顔を見て一層興奮する。見下ろす緑色の瞳は悪魔というより天使のようにきらきらと輝いていた。アストンとは似ても似つかない容姿は母親に似たのだろうか。
「んんっ……――はぁ、はぁ、全部飲むんだ。こぼしたら承知しないからな」
ステフの相手をするようになってから三ヶ月、ひと月も経たないうちに今の関係は築かれた。
ジョンはなぜか抑圧されていても安堵していた。
つづく
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2022-07-20 19:34
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