はじめまして。


BL小説を書いております、やぴと申します。
こちらは男同士の恋愛小説となっております。
ストーリーの関係上、性描写があります。
ご理解いただける方のみ、自己責任において閲覧ください。
実際は小説と呼べるほどのものでもなく、趣味で書いていますので、稚拙な文章ではありますが楽しく読んで頂けると幸いです。

コメントなど気軽に頂けると嬉しいです。
誹謗中傷などの心無いコメントは当方で削除させていただきます。ご了承下さい。

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花嫁の秘密 番外編 寝間着と誘惑の行方 5 [花嫁の秘密 番外編]

クリスはベッドの背もたれに寄り掛かると、恥ずかしそうにぺたりと座り込んでいるアンジェラを眺めた。
寝間着の裾が少し肌蹴、ほっそりとしたふくらはぎが見えていた。

「ハニー、少し裾を持ち上げてごらん」
クリスの中の悪魔が目覚めた。

アンジェラはクリスの言葉の真意に気付いたようで、膝下で身体を支えるようにして背筋を伸ばし、寝間着の裾を少し持ち上げた。

「こう?」

太腿の半分まで裾は持ち上がった。
もちろん、クリスが満足するはずはない。

「もっと……、もっとだ」

クリスのその言葉に従い、ついに下半身を露出させたアンジェラは全身がうっすらと朱に染まっている。

卑猥すぎる――

クリスは興奮を隠しきれなかった。
はちみつ色の長い髪に、しっとりと濡れた唇、濡れた瞳。
少年と言うよりも、しなやかで女性らしい体つきなのに、その中心部には男だと言う印が突き出ている。
淡い薔薇色の絹地から覗く、若々しい男の部分はクリスと同じく蜜を滴らせている。

同じものを見ているはずなのだが、無毛のせいか、まったく違うものに見えてきた。
ハニーにだけ存在する、薄ピンクの不思議な性器。今はいつもよりも赤らんでいる。

「ハニー、そのままで」
そう言って、クリスはすっと近づいて行った。
上を向き蜜が溢れ出る先端に親指の腹をぐっと擦り付けた。

「あぁんっ」
アンジェラは敏感に反応し、寝間着を強く握りしめた。
それでも健気に、アンジェラにとってこの上なく恥ずかしい姿を晒している。
クリスは片手でアンジェラの男の部分を握り込むと、親指を滑らせ蜜を広げていった。
なめらかに動く指に、アンジェラは小刻みに息を吐き、ただクリスを見つめている。

ゆっくりと手を上下させると、アンジェラは腰が抜けぺたりと座り込んでしまった。
クリスは手を休めることなく更に近づき、アンジェラの耳朶を口に含んだ。

「ハニー、気持ちいい?」
かすれたような甘い声にアンジェラはついには全身の力が抜け、クリスに倒れ込んだ。

クリスは少し意地悪しすぎたかもしれないと、優しくベッドへと横たえた。

プレゼントした寝間着の胸元に手を伸ばし、ゆるく結ばれた紐をすうっと引っ張ると、肌の上を絹がなめらかに滑り、アンジェラの裸体が姿を見せた。

こんなに明るい中でハニーの裸をまじまじと見るのは初めてかもしれない。

少年の身体に欲情してしまうなど、ついこの間までは考えられなかったことだ。けれど実際欲情してしまっている。もちろん相手がハニーだからだとは思うのだが――いや、そうなのだ。他の者に欲情するなどあり得ない。

俺の事を満足させようと頑張ってくれたハニーを、充分満足させてあげようと、クリスはアンジェラに覆いかぶさり、唇を塞いだ。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 寝間着と誘惑の行方 6 [花嫁の秘密 番外編]

結局いつものようにクリスに色々して貰って、恥ずかしい声をあげてしまった。
アンジェラは、荒い息で胸を上下させ隣に横たわるクリスを見た。

そんなクリスを見ながら、アンジェラはセシルの言葉を思い出していた。
力尽きるまで何回も……。

隣にいるクリスはとても疲れていて、そんなことしないと思う。
クリスがアンジェラの視線に気付いた。
クリスは優しく微笑み、アンジェラを抱き寄せ、額に唇を押し当てた。それから鼻先、頬に、唇に。

なんだか色々頑張って疲れていたはずなのに、また身体が熱くなってきた。クリスの唇が触れた場所がジンジンと疼いている。

「クリス…」
とっさに名前を呼んだものの、今自分が思ったことにアンジェラは戸惑った。

もっとクリスと触れ合っていたい。
まだ、寝たくない。
どうしよう?気持ちが昂って、今口を開いたらとんでもない事を言ってしまいそう。

だからアンジェラは無言でクリスに口づけ、初めて自分から舌を差し出してみた。つるりと入り込んだ舌に、クリスは一瞬驚いたような反応をしたが、すぐに絡め取り、最初は優しく、だがすぐに深く激しく口づけを返してきた。

「んっ…ふ…っ」

息もつかせぬほどの激しい口づけに、クリスもまだ寝たくないのだとアンジェラは思った。クリスがアンジェラの頭を抱えるようにして、なおもキスを続けながら覆いかぶさってきた。

また中心部に熱が集まり成長してきている。
それはクリスも同じようで、身体を密着すれば自然とお互いの身体に硬いものがくい込む。

クリスがアンジェラのこわばりを優しく包み込んだ。
「ハニー、また大きくなってる」

恥ずかしくなるような言葉を耳元で囁かれ、アンジェラは思わず身体を震わせた。

「だって、まだ身体が熱くて……クリスもでしょ?」
これが誘いの言葉などとは思いもせず問う。

「そうだよ、ハニー。いつの間にか誘い上手にもなっている」
クリスは軽く微笑みながらそう言うと、アンジェラの両足を広げ、そのままグイと持ち上げると、まだ濡れたままの蕾に侵入してきた。

アンジェラは再度体内をクリスでいっぱいにされ、とても満ち足りた気持ちになった。
クリスとずっとこうしていたい。
とても幸せだわ。

きっとクリスも同じことを思ったのだろう、ぐっと抱きかかえ身体を回転させると、「愛してるよ」とキスをくれた。

クリスの上に乗ったアンジェラは「わたしも、とても愛してる。幸せよ」とギュッとしがみつき、少しだけ見下ろした状態で言葉を返した。

「じゃあ、ハニー。この体勢だと、ハニーが動いてくれないと」
そう言って、クリスは身を起こす。

座るクリスに跨り繋がっている状態は初めてだった。

「どうしたらいいの?」
アンジェラは純粋に問う。

クリスはアンジェラの腰を掴み、自身の腰を突きあげながら、アンジェラの腰を上下させた。

「あっ…あ、クリス」
思わず奥まで突かれ声が出る。

「ほら、こうして、動くんだよ」
クリスに補助されながら、アンジェラは動き出した。
上下するたびに、クリスがタイミングよく下から突き上げる。
奥深くまで密着し、肌の触れ合う音、くちゅりと粘着質な音が静かな夜の部屋に響いている。

「あぁんっ…クリス、だめ、動かないで」

それでも止まらないクリスの動きに合わせ、自分もしっかりと腰を振っている。
こんなにも淫らな姿を晒して、恥ずかしいのに興奮してしまい、思わず「もっと」と小さく声を発した。

クリスはその小さな声を聞き逃さなかった。

こんな風に求められたのは初めてではないだろうか?きっと初めてだ。いや、初めてなのだ。
クリスはアンジェラの顔を両手で挟み込み、情熱的なキスをした。欲望だけではない、愛も人生もすべてを織り交ぜた情熱的なキスを。

そしてそのまま押し倒し自分が上になると、膝裏を押し上げ更に奥深くまで密着させた。
アンジェラは自然と足をクリスの身体に絡め、小さな身体すべてでクリスを求めた。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 寝間着と誘惑の行方 7 [花嫁の秘密 番外編]

こんな愛の形があろうとは、以前なら理解どころか知ろうとすらしなかっただろう。
クリスはアンジェラの脇でくしゃりとなっている薔薇色の寝間着を見た。

この寝間着がハニーを大胆にさせたのだろうか?
こんなにもハニーが自分を求めてくれているとは思いもしなかった。あんなにかわいらしい誘惑ならいつでも大歓迎だ。

クリスは目を閉じ、今夜の素晴らしい出来事に口元を僅かに緩ませ微笑んだ。微笑まずにはいられないのだ。心と体が求めるものが同じという事は、何て幸せな事なのだろうか。
最初はとても苦痛を強いてしまったこの行為も、やっと身体が馴染み、すんなりとはいかないまでも、欲望のままに愛をかわせるまでになった。

だがやはり、ハニーは少し無理をしているのだろう。
緊張した顔や、恥ずかしそうな顔、震えを抑え勇気を振り絞りボタンを外す姿がすべてクリスの脳内に刻み込まれた。

ハニーはいつも期待に応えようと一生懸命になってくれる。

結婚も、夫婦生活も、社交場へも、出来る限りの事をしてくれる。
こんなに素晴らしい妻が他に居るだろうか?
本当にハニーと結婚してよかった。
ハニーもそう思ってくれていると信じている。

クリスは腕の中のアンジェラに目をやり、そっと頬に口づけた。

もしも求婚していた時に、真実を知らされていたらと思うと恐ろしささえ感じる。
なぜならそのまま結婚することなどあり得なかっただろうし、自分が運命だと感じたものさえも、きっとなかったものと見なしていただろう。

結果的には知らずに結婚してよかったと思うし、運命だと感じたあの時の気持ちは間違っていなかったのだと確信した。

この幸せの為に出来る限りのことをしたい。

ああ、ハニーが目覚めたようだ。

クリスはアンジェラをぐっと抱きよせ、鼻先にキスをすると、ゆっくりと唇をふさいだ。これが次への合図になってしまっている。

ほら、ハニーが抱きついてキスを返してきた。舌を絡め、上手に口内をくすぐる。一晩でこんなにも上達してしまうほど幾度となくキスをしている。

そしてクリスは再びアンジェラに圧し掛かった。

この晩、二人は文字通り力尽きるまで愛を交わした。

おわり


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花嫁の秘密 番外編 教えてクリス 前編 [花嫁の秘密 番外編]

「ねえ、クリス。訊いてもいい?」
上目遣いでクリスを見上げるアンジェラは、なんとかクリスの目を見ているものの、恥ずかしくて頬をほんのりと赤く染めている。
緊張からか、唇をぺろりと舐めた。

「なんだい?」
とんでもない質問が飛び出しそうな予感がしたが、アンジェラが質問をやめてしまわないように、出来るだけそっと優しく問いかけた。

「あのね、この前の朝のこと。わたしの寝室にクリスが来て……」

アンジェラの言葉はそこで途切れた。
先日寝室で行った恥ずかしい行為を口にすることが出来ずにいるのだ。

一体何を訊きたいのだろうかと、クリスは辛抱強くアンジェラの言葉を待った。ほんの少しだけ後の言葉を促して。

「ああ、私がハニーに謝りに行った時のことだね」

「そう。その時、クリスが触ったでしょ。わたしのアレを、クリスのと一緒に」
恥ずかしがりながらも、なかなか際どい言葉を口にしている。

クリスはその時のことを思い出した。
いや、実際は忘れる事など出来ず、あの時の何とも言えない快感をもう一度味わいたいとすら思っている。なんとも淫らな朝だった。

だが同じような状況はなかなか作れるものではなく、それにはまず、二人の仲がぎくしゃくしなくてはならなない。そんな事二度とごめんだ。

「そうだね。ハニーは嫌だった?」
そんなはずはないと期待を込めて訊いた。

「ううん。嫌じゃなかった。その……気持ちよかったし」
そこまで言って、アンジェラはクリスの胸に顔を埋め視線を逸らした。

今現在二人はクリスのベッドにいる。

あれ以来寝室を別にするのをやめたのだ。
わざわざ寝室に呼びつけるのも、いかにも今日はハニーが欲しいですと言っているようで、自分が恥ずかしいとかではなくハニーに対して失礼な気がしたのだ。そういう時だけ呼びつける夫にはなりたくなかった。

何もしなくてもただ一緒に眠りたいと思うのが、愛し合っている夫婦というものだ。だが、じつのところ、毎夜欲望と戦っているのだ。

それにマーサを説得するのにも苦労したのだ。
マーサはただ黙っているだけで、うんともすんとも言わないものだから、結局アンジェラが「マーサ、お願い」と愛らしくおねだりをして、なんとか了承してくれたのだ。

「では、これからは旦那様の部屋にアンジェラ様のモーニングティーを持って行かなければなりませんね」と、なんともまわりくどい認め方ではあったが。

クリスは羞恥から顔を埋めたアンジェラの身体に腕を回し、そっと抱いた。

「よかった。私も気持ちよかったから」

「それでね、クリスはあんな風に自分で触ったりするの?わたしはクリスに触ってもらった事はあるけど……」
アンジェラはまた顔をあげ、とても真剣な表情で質問の答えを待っている。

最近分かった事だが、こういう時のハニーは、答えをきちんと聞くまで引き下がらないのだ。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 教えてクリス 中編 [花嫁の秘密 番外編]

クリスはやや諦め半分で、アンジェラに言うには恥ずかしい事を口にした。男同士何でもない会話なのだが。

「そういうことをすることもあるんだ、男はね。溜まったものは出さないといけないからね」
クリスは最初のころを思い出していた。
初めて結ばれる前、そして結ばれてからもしばらくの間は、アンジェラの欲望を放出させていたのは自分なのだ。自慰などした事がないアンジェラの代わりに、という名目のもと、実は一緒に気持ち良くなっていたのだが。

あんなにかわいい声を出されては自分だけ我慢などできるはずがない。

「そうよね。クリスにしてもらうばかりじゃなくてわたしも自分でするべきなのよね」

変な納得をしてしまったアンジェラに慌てて言い添える。

「ハニー、愛する人がいるときは自分でしなくてもいいんだよ。こういう事は一緒にする方がいいんだから」

「それじゃあ、クリスは今は自分で触ってないの?わたしがしなきゃいけない?」
なんだか話がどんどん変な方向へ行っている気もするが、おもしろいのでそのまま続けることにした。

「してくれるの?」

ハニーの顔が真っ赤になった。
唇をきゅっと結び、なんて答えようか考えている。
一度瞬きをし、クリスを見据えた。
何と言うのだろうか?「嫌」「いいよ」どっちだろうか?

楽しみに答えを待っていたクリスだが、予想外の展開が待ち受けていた。

アンジェラがいきなりクリスのそこに触れたのだ。
足を絡ませ、手を下腹部に伸ばし、クリスの首筋に吸いついた。

予想もしなかった最高の答えに、クリスは小さく喘ぎ声を漏らした。
またその手の動きがやわらかで絶妙な力加減なものだから、クリスの分身は眠りから一気に覚めた。

その急激な変化に、アンジェラがハッと息を飲んだ。
いつも新鮮な反応を示すアンジェラに、愛おしさがこみ上げる。

「ああっ、ハニー」
クリスはたまらずアンジェラに抱きつき、口づける。優しく順序立ててといういつものキスは出来なかった。情熱に身を任せ、欲するがままアンジェラを味わった。飢餓感が募り、もっと欲しくてたまらなくなる。

クリスはいつしかアンジェラの下腹部を包み込み、成長した男の部分を揉みしだいていた。一番好きなのは袋の感触だ。絹のような手触りで、すべすべとして気持ちがいい。手の中でころころと転がしているだけで、こちらの射精感が募ってくる。
屹立した部分もベルベットのようななめらかさがある。

「は…ぁ…ん、クリス」

わたしがするのに、とでも言いたそうな喘ぎ声はあえなくクリスの唇に封じられる。

上掛けの中でもぞもぞと絡み合い、今夜はこのまま寝ようと思っていたクリスの決意は一気に崩れ去った。

クリスは身を起こし、ベッドの背にもたれかかると同時に、アンジェラを自身の上にぐいと引きよせた。
着ていたナイトガウンの隙間から荒々しく突き出るクリスのものと、透き通るような絹の寝間着を押し上げるアンジェラのものが密着するように、身体を寄せる。

アンジェラのつややかなお尻をぐっと掴み引き寄せ、薄絹を取り払うと、肌と肌を触れ合わせる。クリスはそれらを握り、滴る蜜を塗りこめるように上下に扱いた。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 教えてクリス 後編 [花嫁の秘密 番外編]

「あぁん!」
得も言われぬ快感がアンジェラの身体を突き抜けた。
通常よりも硬くなっているはずなのに、重なり合う感触はとても柔らかくて気持ちがいい。

なんて自分は淫らなんだろう。
どうしてこんなに声が出てしまうのだろうか?クリスみたいに男らしい声はどうして出せないのだろうか?
クリスに訊かなくてはならない事がどんどん増えていく。

だが、そんな些細な疑問も、二度三度と擦られるうちにどうでもよくなってしまった。
クリスの口元からもかすれた呻き声が出ている。とても魅力的で、その声に恥ずかしいけど興奮してしまう。それに、寝間着を着たままあそこだけを出して、擦り合わせている。

ああ、勝手に腰が動いている。
どうして?
やだ。気持ちがいい。

アンジェラは両手でクリスの顔を挟みこみ、その手を燃え立つ髪の間に滑り込ませ、唇を重ねた。
クリスの舌がこっちにおいでと誘ってきた。
アンジェラは誘いに応じて、口内で淫らに戯れた。

クリスの手がぬるぬると動いている。
わたしいっぱい出してるんだわ。クリスはもしかしたら呆れているかも。
でも、この間クリスの先端部分にキスをした時もいっぱい出ていたから大丈夫よね……。

クリスの手は男らしくて大きいのにとてもすべすべとしている。それに巧みな手さばきなものだから――ああ、またあの感覚に陥ってしまう。

もうだめ。

そう思った瞬間、アンジェラの目の前が真っ白になり、星が煌めいた。
クリスにぎゅっとしがみつき、快感の波が押し寄せ去るのを待った。その時、クリスも同じようにアンジェラをぎゅっと抱きしめた。もちろん重なる二人の分身も。

ぷるぷると震える分身からは、二人分の欲望が吐き出された。
肩を上下させ息を切らせながら、それでもまだ相手を欲していた。
激しい動悸が収まらないまま唇を重ね、そのままクリスはアンジェラを押し倒し圧し掛かった。

「ハニー、我慢できない」
クリスの切実な言葉に、「わたしも」と返事をする。

たった今二人で高みへと登り詰めたはずなのに、まだ身体も心も納得していない。

アンジェラはどんどん淫らになっていく自分が少しずつだが好きになって来た。
クリスもそんな自分を望んでくれていると感じたからだ。

クリスが望むような妻でありたい。
今なら何でもできそうな気がする。

クリスの愛を感じれば感じるほど、アンジェラは淫らになっていく。
恥ずかしながらも花開く幼な妻アンジェラ。
その妻にとりこの夫クリス。

結局、存分に愛を交わした二人は相手のぬくもりを感じながら疲れ果てて眠ってしまった。寄り添い眠るその姿は、幸せの象徴そのものだった。

翌朝アンジェラは、クリスに訊きたかったことが聞けていない事に気付いた。

朝のまどろみの中、アンジェラは質問の続きを始めた。

「ねぇ、クリス。わたしね、この間自分で触ったの。とても淫らな事をしてしまって、恥ずかしくて……。でも、男の人はそうするって言ってたから、おかしくないのよね?」

クリスは目を瞑ったまま夢見心地でアンジェラの言葉を聞いていた。
「触って、それからどうしたの?」

「どうって?いけないと思ってやめたの」

アンジェラの答えにクリスはホッとしつつ、少し残念にも思った。
アンジェラが自慰をする姿など、想像できない。しかしその姿がもし見られるとしたら、何が何でも見たいと思う。変態と罵られようとも、大金をはたいてでも――いや、妻なのだから頼めばしてくれるかもしれない。
だが、もう少し羞恥心が薄らぐまで、辛抱が必要だろう。

アンジェラは際どい質問は結構するのだが、なにせ乙女だ。声を出すことさえもはしたないと思う位だ。自慰をする姿を見せてなどと言える日はまだまだ先だろう。

おわり


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花嫁の秘密 番外編 ドレスの魔法 1 [花嫁の秘密 番外編]

「ねえ、マーサ!ミセス・ローリングはまだなのかしら?」

アンジェラはこのセリフを今朝から何度言ったのだろうか?
ミセス・ローリングがリード邸を訪れるのは、午後二時の予定だ。

今やっと午後一時をまわった所だ。

ソファに行儀悪くあがりマーサへ視線を向けて返事を待っている。

マーサは、まだですと目で合図した。
口で言うのはもう疲れたからだ。

アンジェラは残念そうに、身体の向きをくるりと変え、ソファにボンっと座った。
実際音はしていないが、はちみつ色の髪が跳ねるくらいだから、そのくらいの音はしていてもおかしくはない。

アンジェラの待ち人、ミセス・ローリングは仕立屋の女主人だ。
貴族専門の高級仕立屋で、彼女は常に忙しくあちこちの屋敷を行き来しているのだ。

とうとうアンジェラは仕立屋を呼んでドレスを注文することにしたのだ。

希望は胸の開いたドレス。

もちろん、希望は聞いてくれるだろう。だが、どこまでどのように開けるかは、いや、開けることが可能なのかはミセス・ローリングの返答次第だ。

午後二時よりも五分ほど早く、ミセス・ローリングは到着した。
通常、侯爵夫人がドレスを新調するともなれば、仕立屋の従業員総出で大挙していてもおかしくはない。
ドレスの見本生地に装飾するためのレース、それだけでも応接室を埋め尽くしてしまうだろう。

だが、ミセス・ローリングは小間使いを一人連れて来ていただけだった。

彼女はすぐさまアンジェラの部屋へ通された。小間使いは暫く応接室で待つように言われ、今頃は紅茶とジンジャービスケットに舌鼓を打っているだろう。

まずはマーサがミセス・ローリングにアンジェラの希望を伝える。
ミセス・ローリングはいかにも職人らしいの顔つきでアンジェラを上から下へと眺めまわした。

アンジェラはドキドキしながらミセス・ローリングの言葉を待つ。

胸の開いたドレスは作ってもらえるのだろうか?
胸がぺたんこでも大丈夫だと言って欲しい。

ミセス・ローリングは顎先をくっとあげ、たっぷりと間を取って微笑んだ。
ぽちゃりとした頬にえくぼが出来るほど。

アンジェラとマーサもその顔を見て満面の笑みを浮かべた。
ミセス・ローリングは引き受けてくれるのだ!

採寸が始まった。
アンジェラの希望は胸元が今よりも出来るだけ開いたドレスで、コルセットはなし。
ミセス・ローリングは、シュミーズ姿になったアンジェラを手早く採寸していく。一応下には厚手のズロースを穿いている。
もちろんアンジェラが男だと言う事は秘密だからだ。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 ドレスの魔法 2 [花嫁の秘密 番外編]

ミセス・ローリングは胸元に巻き尺をあてるような事はしなかった。
それはとても驚くべき事だったが、二人とも何も言わなかった。

あまりに胸がなくて、呆れたのかしら?
アンジェラは緊張した面持ちで、採寸が終わるのを待った。

ミセス・ローリングが巻き尺をたたんだ。
採寸が終わったのだ。

アンジェラはもう終わり?という様な顔で、ミセス・ローリングを見た。

「本当にお綺麗な肌ですのに、今まで隠していたなんてもったいないですわ。お痩せになった方でもふっくらとして見えるようなドレスをお作りいたしますから、ご心配はいりません」

アンジェラは綺麗と言われて、頬をピンク色に染めはにかんだ。

その間にマーサがアンジェラに化粧着を羽織らせ、身体を隠す。
やはり必要以上に肌を晒すのには抵抗がある。
ドレスを着ていれば分からないかもしれないが、ほとんど肌を見せた状態では、秘密がばれてしまうかもしれない。
それに、ミセス・ローリングほどの人なら、一瞥しただけでも分かってしまっているのではという不安がある。

だが、彼女はとても口が堅い事で有名だ。だからこそ名だたる貴族がこぞって彼女を専属の仕立屋にしようと躍起になっているのだ。

「生地とデザインはお任せください。ご希望の色があればお伺いいたします」

「色もお任せいたします」とアンジェラは答えた。

ミセス・ローリングはドレスを着る人にぴったりと合った色を選ぶことでも有名だ。
もちろん注文する人の希望もきちんと聞いてくれるのだけれど、彼女をよく知る人はすべてを任せるのが一番だと分かっている。

「承知いたしました」
そう言ってミセス・ローリングは、結局ティータイムを楽しんだだけの小間使いと共に帰っていった。

ミセス・ローリングは全くアンジェラが男だとは気付いていなかった。
前もってマーサに、痩せていて少し成長が遅く胸がほとんどないということをアンジェラが凄く気にしていると聞かされていたのだ。

胸がなくても、胸元の開いたドレスを着たいという希望を叶えてあげたいのですと、マーサは目を潤ませミセス・ローリングに訴えたのだ。

ミセス・ローリングにとってそのような希望は珍しい事ではなかった。
アンジェラの場合、十七歳という年齢の割には、やや胸がなさすぎるとは思ったものの、デビュー前の幼い子たちを見てきているため、さほどおかしいことだとは思っていなかった。

それに胸のなさをカバーするだけの美しさを持っている。それを引き立たせるのが、自分のドレスなのだと思うと、ここ最近では感じる事のなかったわくわくとした楽しい気持ちにミセス・ローリングは胸を躍らせていた。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 ドレスの魔法 3 [花嫁の秘密 番外編]

ミセス・ローリングと小間使いが帰った後、アンジェラはこの高揚した気持ちを誰かに伝えたいと、アンジェラの中で若干暇そうにしていると思われるセシルを呼ぶことにした。

すぐさまアンジェラは手紙をしたため、セシルの住む独身用のアパートに届けるように使用人にことづけた。

セシルは先日旅行から戻ってきたばかりだと聞いているので、ついでに土産話も聞こうと思っていた。
特に何事もなければ一時間もすればセシルはリード邸にやってくるだろう。

アンジェラはセシルが来ないとは全く思っておらず、家政頭のテレサにアフタヌーンティーの準備を頼み、大好きな図書室へ向かった。

今日は朝早くからクリスは出かけている。
もしかすると夕食も一緒にはとれないかもしれないと言われ、すごくさみしい気持ちになったのだが、朝身支度を終えるころにはすでに頭の中はミセス・ローリングの事で――いや、ドレスの事で――いっぱいになっていたのだ。

領地の一つで問題が起きたらしく、クリスは後ろ髪引かれる思いで出かけたのだが、まさかアンジェラがこんなに楽しく過ごしているとは思いもしないだろう。

しばらくして、手紙をことづけた使用人が戻ってきて、セシルの伝言を伝えてくれた。

もちろん、「すぐに行くよ」というものだった。

手紙を書き終わって、ちょうど一時間後、アフタヌーンティーにふさわしい時間帯にセシルはやってきた。

図書室へ案内されたセシルは、「ちょうどお腹がすいていたんだ」とアンジェラと同じようにかわいらしくはにかんだ。

実際セシルとアンジェラはそれほど似ているというわけではないのだが――どちらかと言えばエリックの方がアンジェラと似ている――上の兄二人に比べ、幼い顔立ちからそう見えるのだろう。

「そう思ってたくさん準備してもらったから、いっぱい食べて」
アンジェラはそう言いながらも、早くドレスの事を言いたくて、身体をむずむずさせている。

セシルは行儀が悪いと思いながらも、サンドイッチを頬張りながら「で、何?」とアンジェラに話を促した。

アンジェラはセシルの行儀など気にする事なく、ミセス・ローリングに胸の開いたドレスを注文したことを告げた。

セシルはサンドイッチを吹き出した。見事なまでに。

「もうっ!セシル、行儀悪いわ!」
アンジェラは自分の言葉がそうさせているとはまったく思わないのだろう。
セシルはそれが分かっているからか、「ごめん」とどっちが兄か分からない状態でしょんぼりとしながら言った。

アンジェラはサンドイッチが絨毯に飛ばずによかったと思いながら、テーブルの上に飛んだサンドイッチをちらりと見た。
それから、セシルの言葉を待つ。

セシルはアンジェラの突き刺さるような視線を感じ、とにかく今聞いたばかりのとてつもなく驚いたことについて意見を述べることにした。

まずは、「仕立屋には気づかれなかったの?採寸の為にドレスを脱いだんでしょ?」と一番重要な部分について触れた。

アンジェラは期待していた言葉とは違って少しがっかりしながら、セシルの問いに答えた。

「たぶん……。マーサも大丈夫だって言ってたし」

セシルが疑わしげな眼でアンジェラを見る。

「それだけ?」
アンジェラは不満そうに口をとがらせ訊く。

「ハニー、大丈夫なの?」

「どうしてそんなこと言うの?」

「心配しているんだよ。あまり人とかかわると、秘密がばれてしまうかもしれないよ。そうなったら、ハニーだけじゃなくて、クリスだって困るんだよ。兄様たちや、母様だって」

せっかくの楽しい気分が台無しになってしまった。
けれど、セシルの言う事も分かる。
だけど、どうしてもドレスが欲しかった。すべてを覆い尽くすようなものではなくて、他の女性たちと同じようなドレスが。
それを着て、クリスに綺麗だと言われたい。ただそれだけなのだ。

「わかっているわ。だからこれ一度きりなの。外で着たりしないし、このシーズンが終わったらロンドンにはもう出てこない予定なの」
アンジェラは涙を堪え、唇を引き結んだ。
他の兄に比べて歳も近く、長い時間一緒に過ごしてきたセシルにこんな風に言われたのは初めてだった。

セシルは、アンジェラの前にしゃがみこみ、膝の上にきちんと置かれた手をそっと握った。
「でも、ほんと言うと僕も楽しみだよ。ハニーならとても素敵にドレスを着こなすだろうね。ドレスが届いたら、僕をまたここに呼んでくれる?」
セシルは優しく思いやりのある口調で言った。

アンジェラは見上げるセシルの目を見て、小さく頷いた。
その拍子に涙の粒がセシルの手の上に落ちた。

セシルは少し立ち上がり、アンジェラをそっと抱き締めた。
本当に可愛くて仕方がない、大切な妹なのだ。もう、あえて弟とは言わない。

とにかく、セシルもエリックと同じくアンジェラを溺愛しているのだ。

「それで、セシル。旅行はどうだったの?」
アンジェラは涙をさっと拭い、次の話題へ移った。

つづく


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花嫁の秘密 番外編 ドレスの魔法 4 [花嫁の秘密 番外編]

セシルは自分のこととなると途端にいつもの少し頼りない調子に戻ってしまった。

「うん…楽しかったよ」
セシルは歯切れの悪い口調で言った。

「恋人と行ったんでしょ?」

セシルはもといたソファへ腰をおろし、わざとらしくビスケットをかじった。
アンジェラはセシルの口の中のものが無くなるのをじっと見つめていた。
結局すべてを喋らないと、ここから帰してもらえないだろうと、セシルは重々しく口を開いた。

「そう、実は彼の屋敷へ行ったんだ」

アンジェラは目を輝かせ、次の展開を待つ。

「それで、ひと月ほど滞在して……」
セシルが黙ってしまった。

「ねえ、その恋人ってかっこよくて、頭が良くて、優しいけど意地悪なあの人のことよね?セシルの恋人って、領地を持っているの?」

「うん、領地をいくつか持っている。でも、意地悪じゃないよ」

「だって、前にセシルが言ったじゃない。優しいけど意地悪って」

「あっ、あれは彼のことじゃなくて……いや、彼のことなんだけど…」

「どうしたの?セシル?おかしくなっちゃたみたい」

急にあたふたするセシルを見ながら、アンジェラは何か怪しいとセシルを追及する事に決めた。

セシルは額に薄っすら汗をかいている。
ますます怪しい。

「お屋敷に滞在中、何をして過ごしたの?」

「えっ!何って……」
セシルが赤面した。耳まで真っ赤だ。

思わずアンジェラも赤面した。慌てて言葉を添える。
「ち、違うわっ!セシル勘違いしてる」

「か、勘違いって、何?」

どちらも恥ずかしい事を想像してしまったとは言えず、収拾がつかなくなっている。

アンジェラはカップと手に取り、ごまかすように紅茶をすすった。もちろんセシルも。

結局セシルの恋人について肝心な部分を訊き出すことはできず、話題は別の事に移る。

「そういえば、セシルに訊きたい事があったのよね」

アンジェラがこう言った時は、大抵話すには恥ずかしいような事が多い。
セシルは覚悟するように、ごくりと唾を飲み込み、「何?」とか細く返事をする。

「あのね、身体の事なんだけど……」どうやら今度ばかりはアンジェラも恥ずかしいようで、たっぷりと間をとって続ける。「わたしとクリスの身体って、ぜんぜん違うの。なにもかも。どうしてかしら?」

どうしてと訊かれても、セシルは答える事が出来なかった。
身体、イコール裸の事なのだろう。セシルはクリスの裸は見た事がないし、何もかも違うという意味も分からない。

「ねえ」
アンジェラが答えを催促する。

「違うって、たとえば?」
こうなったら細かく聞くしかない。

「……たとえば…」
消え入りそうな声だ。
一呼吸置いて、セシルが飛び上るほどの声でアンジェラは思いきって核心部分を告げた。
「クリスのあそこは赤いの!髪の毛と同じで、とても素敵なの!」

「ハ、ハニーっ、外に聞こえるよ」
セシルが慌てて、あたりをきょろきょろとする。

「だって、わたしにはないの……」
アンジェラはしょんぼりと首を傾けうなだれた。

「えっ、ハニーも!」
セシルから意外な答えが返ってきた。

「えっ、セシルも?」
アンジェラは顔をさっと揚げ、もう一度言ってという顔でセシルを見た。

「……うん」

アンジェラの瞳が好奇心という名の輝きで満ち溢れた。
今度ばかりは追及の手を緩めないだろう。

「ないの?恋人はやっぱりあるの?あるのが普通なの?それともないのが普通?どっち?」
かなりの勢いでまくし立てている。

「あるのが普通だよ。僕も最初はないのが普通だと思っていたんだ。一度リックやロジャー兄様に訊いた事があるけど、ふたりはあるって。ずっと恥ずかしいと思ってたけど、ハニーもだったんだ」

「恥ずかしい事なの?」

「いや、うん、僕はね。学校でもからかわれたし。でも――、今はそうでもないかな」
セシルはどうやら恋人のことを思い浮かべているらしい。はずかしがりながらも、嬉しそうに顔がほころんでいる。

「今もないのよね。どうして兄様達にはあって、わたしたちにはないのかしら?」

「さあ、それは分からない」

「クリスは変に思ってるかしら?嫌われたりするのかしら?」

「どうかな、そんな事ないと思うけど」
きっと自分の恋人と同じように、クリスもそんなアンジェラの身体の一部分も愛しいと思っているに違いないと、セシルは思った。

「今度、訊いてみるわ」

訊かなくても答えは分かっているのに、とセシルは笑みをこぼした。

つづく


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